注文住宅・家づくり
家づくりで後悔しやすいこと20選
家づくりで後悔しやすいこと20選を紹介。間取り、収納、コンセント、生活動線、庭など、住んでから気づきやすいポイントを実際の建売住宅購入・居住経験も交えて解説します。
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家づくりで怖いのは、建てる前にはそれほど気にならなかったことが、住み始めてから毎日の小さな不便になることです。
間取り、収納、コンセント、窓、庭、外構。
一つひとつは小さくても、毎日使う家だからこそ、
「ここ、もう少し考えておけばよかった」
と感じることがあります。
私自身、購入したのは注文住宅ではなく建売住宅ですが、実際に住んでみて初めて気づいたことがいくつもありました。
ただ、家づくりで確認することを全部細かく調べ始めると、それだけで疲れてしまいます。
そこでこの記事では、まず後悔につながりやすいポイントを20個まとめ、そのあとに特に住んでから気づきやすいものだけを詳しく紹介します。
20個すべてを完璧にする必要はありません。
気になるところから、
「自分たちの家ならどうなる?」
と考えてみてください。
家づくりで後悔しやすいこと20選
まずは一覧で確認してみましょう。
家づくりを始める前
- 家族で暮らし方を十分に話さなかった
部屋数より先に、誰がどこで何をするのかを整理しておくと間取りを考えやすくなります。
- 予算の上限を決めないまま進めた
欲しい設備やオプションを足していく前に、「ここまでは使える」という上限を決めておくことが大切です。
- 最初から選択肢を絞りすぎた
建売、注文住宅、住宅会社などを早い段階で一つに決めると、比較できないまま進むことがあります。
- 住宅会社を十分に比較しなかった
価格だけでなく、提案内容や標準仕様、対応なども含めて比較する必要があります。
- 標準仕様とオプションを十分に確認しなかった
「付いていると思っていた」が追加費用になることもあります。見積もりと仕様はセットで確認します。
間取り・設備
- 部屋数だけで間取りを考えた
「4LDKだから十分」ではなく、その部屋を誰がどう使うのかまで考えます。
- 家事動線を十分に考えなかった
洗濯なら「洗う→干す→取り込む→しまう」まで、一連の動きで見ると気づきやすくなります。
- 収納の量だけ見て、場所を考えなかった
収納は多さだけでなく、「使う場所の近くにあるか」も重要です。
- 洗面所・トイレの位置を生活目線で見なかった
設備があるだけではなく、使ったあとにどこへ移動するかまで想像します。
- コンセントの数・位置を十分に考えなかった
家具や家電を置いたあとでも使える位置なのか確認します。
- スイッチ・照明の位置を使う場面まで考えなかった
帰宅時や就寝前など、実際に家の中を歩くつもりで確認します。
- 窓の位置・大きさを十分に考えなかった
明るさだけでなく、家具配置、外からの視線、使い方まで一緒に考えます。
- 暑さ・寒さまで想像しなかった
間取り図だけでは分かりにくい部分なので、窓や吹き抜けなども含めて確認しておきたいところです。
- 家具・家電を置いた状態を想像しなかった
何も置かれていない図面と、家具を入れたあとの部屋は別物です。
屋外・入居後
- 防犯面を「あとで考えればいい」とした
窓や玄関など、住み始めてから不安になりそうな場所がないか確認します。
- 外構を後回しにした
駐車場、フェンス、自転車置き場など、建物の外も実際の暮らしの一部です。
- 庭の維持管理まで考えなかった
庭がある生活だけでなく、草むしりや掃除をしている自分まで想像します。
- 将来の生活の変化を考えなかった
今必要な部屋や設備が、5年後、10年後にも同じように必要とは限りません。
- 点検・掃除・メンテナンスのしやすさを考えなかった
付けると便利・おしゃれという視点だけでなく、どう手入れするかも確認します。
- 引渡し前の確認で遠慮してしまった
完成した家を確認できる機会では、傷や汚れ、不具合など、気になるところを遠慮せず確認しておくことも大切です。
全部を同じ深さで悩む必要はありません。
ここからは、私自身が住んでから感じたことの中でも、特に家を決める前や入居前に知っておきたかったことを紹介します。
1.間取りは「部屋数」より生活の動きで考える
間取りを見ると、
「LDKは何畳ある?」
「子ども部屋はいくつ?」
「寝室は広い?」
と、どうしても数字へ目がいきます。
でも実際に暮らし始めると重要なのは、
そこで毎日どう動くか
です。
朝起きてから家を出るまで。
帰宅してから寝るまで。
洗濯して、干して、しまうまで。
間取り図を見るときは、部屋そのものだけではなく、家族がその中を動いているところまで想像してみてください。
家具配置、収納、トイレや洗面所など、間取りについては別の記事で私の家の具体例まで詳しくまとめています。
2.引渡し前の確認では「これくらい言っていいのかな」と遠慮しない
これは、今回あらためて家を買ったときのことを振り返って、特に伝えておきたいことです。
私が購入した建売住宅では、引渡し前にハウスメーカー立会いのもと、室内の傷や汚れ、不具合などを確認する機会がありました。
私と妻だけではなく、家族にも来てもらい、みんなで確認しました。
目立つ傷や汚れについては伝えたつもりです。
ただ、そのとき少し迷いました。
「これくらいの傷まで言っていいのかな?」
「細かいことまで言いすぎかな?」
どこまで伝えるものなのか分からず、少し遠慮した部分もありました。
ところが、実際に住み始めると違います。
生活しているうちに、
「ここにも傷があったな」
「この汚れ、意外と目につくな」
という場所が出てきました。
生活できないほど困るものではありません。
でも、自分の家になると小さな傷や汚れでも案外目に入ります。
だから、もしあの確認の日へ戻れるなら、私はもう少し遠慮せず伝えます。
もちろん、どこまで対応してもらえるかは住宅会社や状態によって異なります。
それでも、
気づいているのに言わずに終わるより、まず確認する。
その方があとで、
「言っておけばよかった」
とはなりにくいと思います。
3.「庭が欲しい」なら草むしりをしている自分まで想像する
家を買う前、私は、
「庭もあったらいいな」
と思っていました。
実際に購入した家にも、小さいですが庭があります。
ところが住んでみて分かったのが、
夏前から夏にかけて、とにかく雑草が生えること。
当然、草むしりが必要になります。
庭いじりが好きな人なら、それも楽しみの一つになると思います。
でも私はめんどくさがりなので、正直かなり大変です(笑)。
購入前に想像する「庭がある暮らし」に、
きれいな庭だけではなく、
夏に草むしりをしている自分
も入れておいた方がいいです。
これは庭だけの話ではありません。
何か設備やスペースを付けたいと思ったとき、
「これがあったらいいな」
だけではなく、
「自分はこれを維持できる?」
まで考えておく。
住んでから感じた大事なポイントです。
4.防犯は「付いている設備」だけではなく、付いていない場所も見る
わが家の1階リビングには、掃き出し窓が2か所あり、そこには最初からシャッターが付いていました。
一方で、1階の和室には腰高窓があります。
その窓がある側は人通りのある通路に面していましたが、そこにはシャッターがありませんでした。
私は、
「どうしてここだけシャッターがないんだろう」
と防犯面で少し不安を感じました。
そこで、その窓にはオプションでシャッターを追加してもらいました。
現在、その和室はほとんど使っていません。
用事がなければ部屋へ行くことも少ないため、私自身は、
あのときシャッターを付けてもらってよかった
と今でも思っています。
これは「すべての窓にシャッターを付けた方がいい」という話ではありません。
家を見るときに、
「何が付いているか」
だけではなく、
「なぜここには付いていないんだろう?」
と見ることで、自分たちの暮らしに合うか考えやすくなる、という話です。
5.外構は大きく困ってから考えるものばかりではない
私は建売住宅を購入したため、外構は基本的に完成した状態でした。
追加の外構についてはオプション扱いになり、予算を超えてしまうためほとんど付けませんでした。
現在、それで生活できないほど困っていることはありません。
ただ、今になって、
もう少し検討してもよかったかな
と思うものはいくつかあります。
例えばサンルーフなど、自転車を雨から守れるような設備です。
わが家には自転車が2台あります。
現在はもう使っていませんが、屋根のある自転車置き場を設けていないため雨ざらしになっています。
防犯カメラについても、当時は追加費用がかかるため見送りました。
今でも「絶対に付ければよかった」と強く後悔しているわけではありません。
ただ、防犯面を考えると、
一度くらいは価格だけでなく、付けた場合と付けない場合を比較してから決めてもよかった
とは思います。
家づくりでは、
「今なくても困らないもの」
がたくさんあります。
だからこそ、
- 今すぐ必要か
- 後から追加できるか
- 後付けすると大変か
- 予算を使うだけの価値を自分たちは感じるか
まで考えたうえで決めると、納得しやすいと思います。
新築外構については、ハウスメーカーと外構専門業者の違いや、見積もりの比較方法を別の記事で整理しています。
後悔を減らすなら「家」ではなく「そこで暮らす自分」を見る
ここまで20項目を紹介しました。
でも、20個すべてを完璧にしようとすると、家を決められなくなります。
私自身、今の家には全体として満足しています。
庭の草むしりは大変です。
もっと検討してもよかった設備もあります。
引渡し前にもう少し遠慮せず確認しておけばよかったと思うこともあります。
それでも、
「この家を買わなければよかった」
と思っているわけではありません。
家づくりで大切なのは、
後悔をゼロにすることではなく、大きな後悔になりそうなものを先に見つけること
だと思います。
そのためには、完成した家だけを見るのではなく、
朝起きたらどう動く?
家具を置いたら通れる?
庭は誰が手入れする?
夜、この窓が気にならない?
掃除するときに手が届く?
数年後もこの部屋を使う?
と、
そこで暮らしている自分たち
を想像してみてください。
そうすると、図面やモデルハウスを眺めているだけでは気づかなかったことが見えてきます。
家づくり全体で迷ったら、全部を自分たちだけで決めなくてもいい
間取り、設備、予算、外構。
家づくりでは確認することが本当にたくさんあります。
特に注文住宅では、それらを一緒に考える住宅会社選びも重要になります。
だから住宅会社を見るときは、価格や知名度だけではなく、
- 希望をきちんと聞いてくれるか
- 予算について説明してくれるか
- 標準仕様とオプションを分かりやすく説明してくれるか
- 質問したことにきちんと答えてくれるか
なども確認してみてください。
住宅会社そのものの比較ポイントは、こちらで詳しく整理しています。
まだ比較する住宅会社が十分に決まっていない場合は、資料請求・相談サービスから候補を集める方法もあります。
まとめ|20個全部ではなく「自分たちが後悔しそうなこと」を見つける
家づくりでは、実際に住んでみなければ分からないことがあります。
私自身もそうでした。
でも、
先に知っていれば確認できること
もあります。
今回紹介した20項目を、全部完璧にクリアする必要はありません。
一覧を見て、
「これは自分たちには関係ありそうだな」
と思ったところだけでも、一度立ち止まって考えてみてください。
私は今なら、
家の広さだけではなく、そこでの動き。
庭があることだけではなく、その手入れ。
窓があることだけではなく、その場所で感じる安心感。
設備があることだけではなく、後から掃除や維持をする自分。
そして家が完成したときには、遠慮せず自分の目で確認する。
そこまで含めて家を見ます。
家を決めたあとに、
「それ、先に知りたかった」
となることを、一つでも減らしていきましょう。