注文住宅・家づくり
家づくりで私が「先に知っておきたかった」こと
家づくりを始める前に知っておきたかったことを、実際に建売住宅を購入した筆者の経験から解説。平屋を希望しながら住宅会社へ相談せず、自分で選択肢を狭めた経験や、今なら最初に何をするかを紹介します。
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今の家を買ったことに、私は後悔していません。
立地は当初考えていた条件にかなり合っていますし、家そのものにも満足しています。
それでも、もし住宅購入前の自分に会えるなら、一つ伝えたいことがあります。
「最初から自分で選択肢を狭めず、ハウスメーカーや工務店にも一度相談してみろ」
これです。
私は家探しをしていた当時、SUUMOで土地や建売住宅を探すことが中心になっていました。
本当は平屋に住みたい今の私なら最初の1週間でという希望もありました。
でも、
「平屋は高そう」
「自分たちの予算では難しいだろう」
「どこのハウスメーカーや工務店に相談すればいいのか分からない」
「何社も相談するのは面倒」
そんな気持ちが重なって、知らないうちに自分で選択肢を狭めていたと思います。
結果として今の家に出会えたので、結果そのものには満足しています。
ただ、
決める前にもう少し確認してから選んでもよかった。
家を買った今だからこそ、そう思います。
この記事では、私自身の住宅購入を振り返りながら、「家探しを始める前に知っておきたかったこと」をまとめます。
1.「予算的に無理だろう」を自分だけで決めない
私が住宅を探していたとき、希望の一つに平屋がありました。
ただ、当時の私は、
「この予算で平屋は難しいだろう」
とかなり早い段階から考えていました。
実際、土地も必要です。
建物にもお金がかかります。
さらに私が家を探していた当時は、現在のように原則すべての新築住宅へ省エネ基準への適合が義務付けられる前で、私は長期優良住宅であることも条件の一つとして見ていました。
現在は2025年4月以降に着工する住宅などについて、原則として省エネ基準への適合が義務化されています。
当時の私は、
「平屋」
「希望エリア」
「予算」
「住宅性能」
まで考えると、
自分たちには難しいだろう
と勝手に結論を出していました。
でも、私は実際にハウスメーカーや工務店へ、
「この予算で、この地域で、こういう平屋はできますか?」
と相談したわけではありません。
だから、
本当に無理だったのかは確認できません。
今の家と同じくらい条件に合う土地が見つかったかもしれない。
予算内で何らかの提案があったかもしれない。
逆に、相談してみても「やっぱり難しい」と分かったかもしれない。
どちらだったのかは今となっては分かりません。
だから住宅購入前の自分には、
「無理だと思う前に、一回聞け」
と言いたいです。
2.家探しが「物件検索」だけになっていた
当時の私にとって家探しは、かなりの割合で、
SUUMOを開いて条件を設定し、土地や建売住宅を探すこと
になっていました。
もちろん、SUUMOなどの住宅情報サイトで物件を探すこと自体が悪いわけではありません。
私もそこで現在の家を見つけています。
問題は、
それ以外の探し方をほとんど試さなかったこと
です。
本当なら、
- ハウスメーカーへ相談する
- 地元工務店へ相談する
- 住宅展示場で話を聞く
- 土地探しから相談する
- 複数社へ予算を伝えて提案を聞く
という方法もありました。
でも私は、
「どこへ相談したらいいか分からない」
という時点で面倒になってしまった。
生来かなり面倒くさがりなのもあって、
SUUMOで条件を設定して、条件に合う完成済みの物件を探す方が楽だった
んです。
そして幸い、かなり早い段階で現在の家が見つかりました。
だから結果としてスムーズに購入まで進みました。
ただ、もし現在の家が見つからなかったらどうしていたか。
今振り返ると、
本当は別の探し方があるのに、希望条件の方を下げていた可能性もあった
と思います。
3.住宅会社への相談は「契約するため」だけではない
当時の私は、住宅会社へ相談することを少し重く考えていた気がします。
相談すれば営業されるかもしれない。
何社も相手をするのは面倒。
断るのも面倒。
それなら自分で物件を探した方が早い。
そんな感覚です。
でも今なら、
相談したからといって、その会社で建てなければならないわけではない
と考えます。
むしろ最初の段階なら、
「自分たちの希望は現実的なのか」
「この予算なら何ができるのか」
「土地探しからお願いするとどうなるのか」
を確認するために使ってもよかった。
特に私の場合、
平屋+希望エリア+予算
という条件がありました。
だったら、自分一人で検索結果を見ながら「無理そう」と判断するより、専門の住宅会社にも聞いてから判断すればよかったと思います。
4.希望条件は「最低条件」だけで探さない
私は住宅探しを始める時点で、
- 立地
- 予算
- 建物
- 住宅性能
など、いくつか条件を決めていました。
その中でも立地はかなり重視していました。
そして現在の家は、当初考えていた立地条件にかなり合っています。
ここは本当に良かったと思っています。
ただ一方で、
検索サイトで条件を絞り込んでいくうちに、
「本当に欲しい家を探す」というより、「最低条件をクリアする家を探す」
方向へ寄っていた気もします。
希望だった平屋は、
「どうせ予算的に厳しいだろう」
として実質的に外していました。
今思えば、
絶対に譲れない条件
と、
できれば叶えたい条件
を分けたうえで、
「できれば叶えたい条件まで含める方法はないか」
を一度相談してもよかったと思います。
5.価格交渉も「どうせ無理」で終わらせない
これは家そのものではなく、私の買い方についての反省です。
現在の家は売主から直接購入しました。
私は当時、
「売主から直接買う建売なら、価格交渉なんて通らないだろう」
と勝手に思っていました。
そして価格交渉をほとんどせず、そのまま購入しました。
予算内だったので、今それを強く後悔しているわけではありません。
ただ、
交渉できたかどうかすら確認していない
んですよね。
しかも私は、
「家を急いで探しています」
「この物件かなり気に入っています」
という雰囲気をかなり出していたと思います。
今振り返ると、
最初からこちらのカードを全部見せすぎたかな
という気はします(笑)。
私の親戚には、住宅購入時にかなり価格交渉をして、相手から「これ以上は本当に勘弁してください」というところまで交渉した人もいました。
もちろん、値引きできるかどうかは物件や売主、販売状況などで違います。
強引な値引き交渉をおすすめするつもりもありません。
ただ少なくとも、
「どうせ無理」と自分だけで決めず、確認するくらいはしてもよかった
と思います。
6.家だけでなく「土地の境界」も生活に関係する
家を買って印象に残っている出来事があります。
引越し後、近隣のお宅へ挨拶回りをしたときのことです。
道路を挟んだ向かいのお宅へ挨拶に行くと、
土地の境界について、
「目で見ただけでは分かりにくいけれど、うちの土地はここまでだから」
という趣旨の話をされました。
おそらく、車の出入りなどで敷地に入らないように、という意味だったのだと思います。
私は、
「引越しの挨拶でいきなり境界の話をされるんだ」
と少し驚きました。
もちろん土地の境界は重要です。
住宅購入時には契約書類や現地でも確認する項目です。
ただ、実際に住み始めると、
境界は書類上だけの話ではなく、近隣との日常生活にも関係する
んだなと実感しました。
7.「家そのもの」以外ももっと見ておけばよかった
今の家に住んでから分かったこともあります。
たとえば夜。
昼間は普通の住宅街ですが、コンビニへ行く途中に街灯が少なく、かなり暗い場所があります。
妻の帰宅が遅いときは、私が迎えに行くこともあります。
また、ごみ捨て場も、
- 一般ごみ
- 缶・びん・ペットボトル・プラスチック系
で場所が違い、資源系のごみ捨て場は少し遠いです。
毎週のことなので地味に面倒です。
家探しをしていると、
- 建物
- 駅
- スーパー
- 学校
- 価格
など大きな条件に目が向きます。
でも実際に暮らすのは、その家だけではありません。
夜道、ごみ捨て場、近隣、交通量なども含めて「そこで暮らす」
ことになります。
8.今の家に満足していても「決め方」は別に振り返れる
ここはこの記事で一番伝えたい部分です。
私は、
「もっと比較すれば今より良い家を買えた」
とは言えません。
確認できないからです。
今の家には非常に満足しています。
立地もいい。
購入から引越しまで比較的スムーズに進んだ。
私のように「面倒なことは早く終わらせたい」という性格には、今の買い方が合っていた部分もあります。
だから、
「もっと比較しなかったから失敗した」
とは思っていません。
でも、
結果に満足していることと、決める前にもっと確認できたことは別です。
ハウスメーカーへ相談していたら?
工務店へ相談していたら?
住宅展示場で話を聞いていたら?
平屋について具体的な予算を聞いていたら?
価格交渉していたら?
それらを確認したうえで、
「やっぱりこの建売が一番いい」
と決めていたなら、より納得感は高かったかもしれません。
今の私なら最初の1週間でこれをやる
もし今、住宅購入前の自分に戻れるなら、最初の1週間はこう動きます。
1.夫婦で予算と希望条件を整理する
まず、
絶対に譲れない条件
を決めます。
- 予算
- エリア
- 広さ
- 戸建てかマンションか
- 通勤
- 家族の希望
などです。
同時に、
「できれば欲しい条件」
も別にします。
全部を絶対条件にすると選択肢がなくなるからです。
2.建売か注文住宅かを調べる
最初からどちらかに決めつけません。
それぞれ、
- 価格
- 自由度
- 手間
- 入居までの期間
- 希望条件をどこまで叶えられそうか
を見ます。
私ならここで、
平屋を注文住宅で建てる場合、本当に予算的に無理なのか
も調べます。
3.住宅会社の選択肢を調べる
検索サイトで建売だけを見るのではなく、
- ハウスメーカー
- 工務店
- 土地
- 建売住宅
まで一度広く見ます。
そして予算や外観・内装の好み、希望条件に合いそうな住宅会社を探します。
自分で1社ずつ調べたり相談したりするのが苦にならない人なら、それでもいいと思います。
逆に私のように、
「何社も探して一つずつ問い合わせるのは面倒」
という人なら、複数の住宅会社を比較できる資料請求・相談サービスを使う方法もあります。
重要なのは、
最初から1社、1物件、1つの探し方だけに絞らないこと
だと思います。
4.住宅展示場などで実物と話を確認する
ネットだけでは分からないこともあります。
住宅展示場へ行けば、
- 建物の広さ
- 設備
- 内装
- 住宅会社ごとの考え方
などを実際に確認できます。
私は当時、そこまでやらずに現在の家を比較的早く決めました。
今なら一度くらいは行って、
「自分たちは何を求めているのか」
を確認する材料にすると思います。
私が一番「先に知っておきたかった」こと
家づくりについて先に知っておきたかったことを一つにまとめるなら、
知らないまま諦めるのと、確認してから選ばないのは違う
ということです。
私は平屋が欲しかった。
でも、
「高いだろう」
「予算的に無理だろう」
「相談先を探すのも面倒」
と、自分で可能性を狭めました。
幸い、その途中で現在の家が見つかりました。
だから今の家を選んだことは後悔していません。
でももし住宅購入前へ戻れるなら、
一度だけでも住宅会社へ条件を全部伝えて、どんな選択肢があるのか聞きます。
そこで無理なら納得できます。
逆に可能なら、新しい選択肢が増えます。
そのうえで建売を選ぶなら、それでいい。
私が今なら変えるのは、
買った家ではなく、選ぶ前の確認の仕方
です。
まとめ|家を決める前に、自分で可能性を消さない
家づくりでは、全部を完璧に調べてから動くことはできません。
調べれば調べるほど情報は出てきます。
私自身、面倒なことを長く続けるのは得意ではありません。
だから、
「何十社も比較しろ」
「何か月も調査しろ」
と言うつもりもありません。
ただ、
- 本当にその予算では無理なのか
- 本当にそのエリアにはないのか
- 本当に建売しか選択肢がないのか
- 本当に価格交渉できないのか
くらいは、
自分だけで答えを出す前に一度確認する。
それだけでも家の選び方は変わると思います。
もし今、
「注文住宅も気になるけれど、どの住宅会社へ相談すればいいか分からない」
「自分で何社も探して問い合わせるのは大変」
という段階なら、複数の住宅会社を比較できるサービスを使って、まず選択肢を確認する方法もあります。
自分たちの希望を伝えたうえで比較して、
それでも建売がいいなら建売を選ぶ。
その順番なら、
「本当は別の方法もあったのでは?」
という疑問は減らせるはずです。
情報確認日:2026年9月2日
※2025年4月以降に着工する住宅などについて、原則すべての新築住宅・非住宅で省エネ基準適合が義務化されています。国土交通省公式情報で確認しています。
情報確認日:2026/9/2